2. HHH(要配慮者救護トリアージ)
ステージⅠ
・医療依存度が高い
・医療機関への保護が必要
・福祉施設で介護が常時必要
◯ 人工呼吸器
◯ 気管切開
◯ 重度障害者
◯ 寝たきり
ステージⅡ
・福祉的ニーズが高く介護援助等の継続が必要
・医療的ニーズが高く医療ケアが必要
◯ 生活の一部介助
◯ 精神・発達障害
◯ 自閉症
◯ 視力・聴力・身体障害
ステージⅢ
・医療的なニーズ
・福祉的なニーズ
・保険的なニーズ
(骨関節系疾患や立ち座りに支障がある高齢者)
◯ 内服薬が確保できれば可
◯ 精神的不安定・不眠
◯ ヘルパー確保できれば可
◯ 高齢者のみの世帯
ステージⅣ
・現状では生活は自立して避難所や在宅生活が可能なレベル
今回はトリアージを学修しましたが、今度は、要配慮者救護のためのトリアージです。 皆さんが避難所で活動する際には、被災者の方が、その避難所で生活継続が可能か判断することがあります。
LESSON1で学修した、災害サイクルに応じた具体的看護活動がこの部分にあたります。
大規模災害における保健師の活動マニュアルでは、避難所の環境では生活が困難、あるいは医療提供が不十分なため、病状悪化や新たな健康問題を生じる可能性があることから、保健福祉的な評価を実施し、生活継続が可能かを判断する必要があるとされています。
健常な方もいれば、介護や医療を必要とする被災者の方が避難所にいるかもしれません。
要配慮者救護のためのトリアージは、ステージ1からⅣにわけられており、保健福祉的視点でトリアージが行われます。
ステージ1は、避難所等での集団生活が困難で常時専門的なケアが必要な方
ステージ2は、他の被災者と区別して専門的な対応をする必要がある方
ステージ3は、定期的な専門家の見守りや支援があれば、避難所や在宅生活が可能な方
ステージ4は、現状では生活は自立していて、避難所や在宅生活が可能な方にわけられます。
共通用語の違い
・大規模災害時のマネジメントの基本は、CSCATTTという考え方があります。
・日本災害医学会が実施している、地域・保健福祉の災害対応標準トレーニングコース(BHELP)があります。
・BHELPコースでは,、災害発生直後から避難所での活動を効果的・効率的に実践するためのコースです。
・コースの中で用いられている中に、 CSCAHHHという考え方があります。
・これら3つのHは、「ヘルストリアージ」、「手を差し伸べる」、「つなぐ」という考え方があります。
ここで、CSCATTTとCSCAHHHの用語について、少し説明します。 大規模災害時のマネジメントの基本は、CSCATTTです。3つのTは、それぞれ傷病者トリアージ、治療、搬送でしたね。
それに対して、CSCAHHHは、CSCAまでは同様ですが、HHHは、要配慮者救護のためのトリアージ、要配慮者救護を守るため手を差し伸べることや、獲得可能の資源、施設につなぐことです。