2. 多様化する災害
- 災害看護は、あらゆる生活の場におけるあらゆる人々を対象としており、災害サイクルすべての時期において、命と生活を守るための看護です。
- 多発する災害においてみられる日改の現象は、高齢化、少子化、医療の高度化や在宅医療の進展、過疎化、経済の偏り、事件事故の多発などから見える社会や人々の暮らしの変化と密接に関係しています。
- 社会の変化に応じた医療、地域のアセスメントを行い、複雑多様な生活上のニーズの対応をふまえた災害時要援助者への対策が重要です。
【引用】
災害看護学・国際看護学:災害の多様性に対する災害看護教育 P306-P307、医学書院 東京 2017年より一部引用、一部改変
インタープロフェッショナルワークという考え(IPW)
・よりよい健康のための専門職の協働 ・専門職種間の協働実践
・2つ以上の異なる専門職が患者とその家族とともにチームとして,彼らのニーズやゴールに向かって協働すること
【引用】
田村由美:新しいチーム医療 看護とインタープロフェッショナルワーク P3 看護の科学者 東京 2021
インタープロフェッショナルワークという言葉を聞いたことはありますか。
インタープロフェッショナルワークとは、多職種連携ともいい、「複数の領域の専門職者が、それぞれの技術と知識を提供しあい、相互に作用しつつ、共通の目標の達成を患者・利用者とともに目指す協働した活動」、そして専門職連携教育とは、「複数の領域の専門職者が連携およびケアの質を改善するために、同じ場所でともに学び、お互いで学び合いながら、お互いのことを学ぶこと」と定義されています。災害時には、多くの関係者は、医師、保健師、看護師、栄養士といった多職種の専門職と連携しながら、様々な支援活動を継続していくことが求められます。それぞれの専門的知識、技術を協働して、被災者のニーズを可能な限り答え、そして復興とその先を見据えて、被災者を支えていく必要があります。これは、災害だけではなく、皆さんが看護師となっても大事な内容です。ここでインタープロフェッショナルワークという言葉に触れました。臨地実習や臨床にでてからもこの言葉を忘れないでください。